のぼりとまちなかアートプロジェクト終了

今さらだが9月28日(日)で「のぼりとまちなかアートプロジェクト」が終了した。今回、運営面でスタッフ不足など課題がいっぱいのまま、それを克服できずに終了してしまった感がある。僕も他にもやることがあり全力をだせなかった。これは反省。中途半端にかかわるとよくないなー。
でも、アーティストの鈴木俊輔さんとの共同作業は最高にたのしかった。鈴木さんはこれからますますいい絵を描いてくれるでしょう。11月には個展があるので、これも注目。
真部剛一さんとは今回いっしょになにかやる時間はほとんどなかったけど、いろいろと参考になる話をしてくれた。岡山での真部さんが参加している活動「アートリンクプロジェクト」は地に足がついている感じがする。来年はぜひ見に行きたい。
http://artlinkcenter.net/
今回「のぼりと」で感じたのは、アート・プロジェクトはイベントじゃないんだから、本番(会期)とそのための準備期間みたいな構造をやめたいということ。もちろん勝手に僕がそう思っているだけなので、そうはならなかった。やはりイベントになってしまうのでした。個人的には、それが一番残念。あと、オープンな組織をつくるのは難しいな、という当たり前のこと。もちろん限られた人数のやる気のある人で何かやるというのもいいんだけど、それでできることには限界がある。というと大きなことをやろうとしているように思われるかもしれないけど、そうではなくて、できるだけたくさんの人がそれぞれのやり方で参加できる仕組みをつくりたいなと。もちろん、それは「のぼりと」が考えているわけじゃなくて、僕が個人的に思ったことなんだけど。藤浩志さんのいうOS的表現の大事さを痛感した。
アーティストに助けられたプロジェクトだった。それはそれでしかたないのかな。だれかが「のぼりと」のOSをヴァージョンアップさせないと。最新ヴァージョンじゃなくていいけど、地域の人がアクセスしやすい形をみんなで考えて試行錯誤すれば、おもしろくなるはず。僕の場合はいろんなところに足を踏み込んで、この問題を考えていきたい。