真部剛一さんのレクチャー

ノボリトでお世話になった真部剛一さんのレクチャーを聴講してきた。明治大学田中研究室のオープンゼミ。
真部さんの活動が変遷がわかっておもしろかった。学生時代を過ごした京都でのギャラリーや美術館といったアートのための施設での発表から、岡山に戻って活動の場所が変わったところから話は始まる。自分たちの発表の場所を自分たちで探す、自分たちでつくるという当たり前のことを実践するたのしさが伝わってくる。商店街や公園での発表は場所特有の問題がプロジェクトを進めるうちにわかってきて、そういう問題や特性とどうつきあっていくかが、作品制作のプロセスになっていく。
中国の田舎の不便なところでの発表もすごい。はじめは遊びにいっていただけなのに、人と関係ができて何年かするとそこで何かやるようなことになっている。
他にも瀬戸内海の真鍋島でのプロジェクトや岡山市内で行っているアートリンク(障害者とアーティストの共同作品制作プロジェクト)という企画の運営など、興味深い話がつまった90分だった。プロジェクトを始める前の時間、関係をつくっていくプロセスを大事にしている姿勢がいい。
いつか、真部さんと何かいっしょにできるといいんだけどな…。
アートリンクセンターのブログもおもしろい!
http://artlink.exblog.jp/
真部さんにアートリンクセンターでつくっている桃のピクルスをいただいてしまった。どんな味なのか想像できなかったんだけど、食べてみたらこれがうまい。驚きの味。確かに桃。確かにピクルス。すごい!東京とか神奈川でもこのピクルスを売れる場所を見つけたい。興味がある人はアートリンクセンターに連絡してみてください(ブログに連絡先が掲示されています)。本当においしいです。あ、酒粕漬けもあるんだ。これも味は想像がつかないなぁ。でも、ピクルスの味は僕が保証します。
http://artlink.exblog.jp/9471328
ちなみにアートリンクセンターのサイトはこちらです。
http://www.artlinkcenter.net/