関西に行ってきました(Tの誕生日、善峰寺、水都大阪、下道基行)

9月1日から2泊3日で関西に。
1日は僕のもっとも若い友人の誕生日。Tも6歳。遊んであげる気分だと疲れるので、対等に遊ぶ気持ちになるようにイメージトレーニングしてから会う。でも、やっぱ僕の精神年齢は15歳くらいかな。ちょっと疲れてしまった。でも、いいな〜6歳は。6歳の心をとりもどそう!15歳は反抗的なだけで、おもしろくない。
2日は、まず京都の善峰寺に。このお寺、見晴らしがものすごくいいです。それだけに坂や階段を上がるのが大変ですが、眺望はそれだけの苦労をする価値がある。いやいや、景色に見とれている場合ではないのだ。善峰寺に来たのは、藤さんのある作品のイメージのもとになった松を見るため。で、この松の木だけどたしかにすごい、日本一の老松。これって、素直にいいとはいえないんだけど、めちゃくちゃ考えることがいっぱい。昭和7年に天然記念物に指定されていたが、たぶん現在とは「天然」という言葉の意味が全然違うはず。今だったらこれを天然記念物にはしないんじゃないかな。作品にしか見えない。あ、でも昭和7年には松の木の姿も違っていたのかも。だとすれば、天然記念物に指定されたことによってああいうふうになったのか。とにかく考え込むこと必至。文学・環境学会の人にも見てもらいたい。
その後、大阪に移動。ようやく水都大阪。おお、藤さん。いい空間を作っています。ペットボトルの壁がいい。製作中の恐竜もいい感じ。
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善峰寺に行って松の木を見てきたと言うと、藤さんも「あれ見たら、成長って何だ?って考えるよね」と懐かしそう。
その後、藤さんが「すごいやつがいるから絶対に会った方がいいよ」と大絶賛する下道基行君を紹介してもらった。おお!なるほど。下道君はおもしろいです。すごい。久しぶりに興奮。僕にとっては陽光君以来、あるいは藤さん以来の衝撃かも。とにかくおもしろい。いい視点をもっている。
KOSUGE1‐16のブースで、サッカースパイクをカッターで分解しながら下道君といろいろと話す。
アートとの距離のとり方とか、何かをおもしろがる視線が僕とも重なる。一方で下道君は行動力が半端じゃない。いいな〜こういう人。下道君のことを知りたい人は「戦争のかたち」(リトルモア)というユニークな本をご覧ください。すごいです。
水都では下道君は元タバコ屋のレジデンスで管理人をしている。結局、僕も泊めてもらって、また深夜までいろいろと話した。管理人業は毎日アーティストやおもしろい人が泊まって、なかなかたのしそうだ。もちろん僕はアーティストみたいなおもしろい話はできないけど、話題のツボが重なるので一方的に僕が下道君をおもしろがる。なんだかいい時間だった。いつか下道君とは何か一緒にできると思う。連鎖の予感。
充実した関西旅行だった。