中田秀人君のワークショップ

先週の日曜日に、恵比寿の写真美術館に行ったらちょうど中田秀人君がワークショップをする日で、思わず手伝いをすることになった。なんだかとてもうれしい。こういう現場の感覚と経験が一番確かな財産になる。
ワークショップの詳しい内容はソバット・シアターのサイト内の日記をご覧ください。
http://park11.wakwak.com/~sovat/
夏に青森で行ったワークショップは、僕のダンドリが悪くて大変だったけど、アーティストの佐々木愛さんが助けてくれたおかげでなんとかのりきれた。管先生や伊藤君たちも助けてくれて、みんなが動いて成立したワークショップだった。
違う時に違う場所で、別の人に対してでも僕が恩返しできるなら、それだけで充実した時間をすごせる。贈り物は贈り返す行為。受けとった経験と技術を、別の誰かに受け渡していく。その実践ができる場所はどこだっていい。
中田君はワークショップをするのに慣れていないみたいだったけど、人徳があるからサポートする人もちゃんといて、全体的にたのしい雰囲気で終わった。今後ますますいいワークショップになっていくでしょう。とにかく僕にとってはいい勉強だったし、たのしい時間だった。
ときどき思い出すけど、造形大のときは毎日がこんな感じだったような気がする。いつも何かやろうとしている人がいたし、よく知らない人でもなにか一人でできないことをやろうとしていたら手伝う空気があった。
中田君と僕では、やっていることも、今までの経験もまったく違う。そういう違った人間がいっしょに何かできるチャンスというのは本当に大切だし、ありがたい。中田君をサポートしているニューズベースの山本さんたちもみんないい人で、やっぱり単純にこういう現場はいいよね。