4月26日(土)27日(日) 取手アートプロジェクト(TAP)のスタッフ合宿

4月26日(土)27日(日)と取手で取手アートプロジェクト(TAP)のスタッフ合宿にどさくさにまぎれて参加。
僕は今年は展示期間に監視とかお手伝いするくらいで、事前の準備は無理そう。生田校舎のご近所の「のぼりとまちなかアートプロジェクト」に参加することにしました。取手は遠いから、バイトを始めたりするとちょっと無理かなと思って。のぼりとの街を知りたいというのもあるしね。
前からTAP合宿の話は聞いていて,なるべく参加するって約束してたので、とにかく参加。
26日の午前中に今年の会場になる井野団地周辺を散歩した後、東京芸大の取手校舎へ。

昼食後にレクチャー。
TAPは今年で10年目。10年間TAPに関わってきた渡辺好明先生(東京芸大)が映像を見せながらTAPの歴史を紹介。
その後別府プロジェクト(http://www.beppuproject.com/)の山出淳也さんと
東京芸大音楽学部音楽環境創造科の熊倉純子先生がそれぞれレクチャー。
山出さんの話がおもしろい。アーティストだけどプロデューサーのが忙しくて大変そう。でもおもしろい。大分の別府を拠点にいろんなプロジェクトを企画運営している。話に熱がある。夏は鹿児島に行く前か後に別府に行きたい。
熊倉さんは、今回、芸大とは別に非常勤で教えてる大学での課題を紹介。課題はTAP、アーカス、谷中アートリンクの3つのプロジェクトのうちどれか2つに行き、レポートするという内容。ふだん美術館やギャラリーに行ったことがない学生がほとんどらしい。この課題は2つのプロジェクトに行くというのがポイント。2。みんなどうアート作品なんかどう見たらいいかわからない。でも複数のプロジェクトに行くことで、比較することができる。比較すること、それは差異を発見することだ。1ヶ所に行くだけでは見つからないものが、2つの場所を訪ねることによって見つかる。作品の評価、作品の展示方法、スタッフの姿勢や行動、企画趣旨、お客さんの受け入れの態勢、広報の方法、地域との関り方。問題点と改善点。とても参考になる。
レクチャーが終了した後、取手校舎の4階にある見晴らしのいいラウンジでビールと食事。みんないろいろ話してたのしい。熊倉さんにもご挨拶できてよかった。昨年、僕が関わった桜島のプロジェクトに熊倉先生も学生たちと来てくれたのだ。途中から取手市長も参加。市長さん、鹿児島出身らしい。ちょっとだけ鹿児島トーク。鹿児島が恋しくなる。
芸大の敷地内にある宿泊施設で、新スタッフたちの疑問点を解消するために熊倉さんの提案で時間をつくるのだったが…。途中から脱線というか…スタッフ経験者に矛先が向いて、先生も詰問口調に。ま、指摘するべき問題点はいっぱいありますよね。結局朝まで議論。そして熊倉さんは早朝さわやかに帰っていきました。残されたみんなは眠そう。そりゃそうですよ。でも熊倉さん、愛がある。あんなに相手にしてくれる人はいませんよ。
まだここでは書けないが、今年も取手はおもしろくなりそう。
よし、のぼりとも負けないようにがんばるぞ!
ちなみに27日(日)は取手市内を見学したけど、もうくたくたでした。