写真と映像の日

7月13日は写真と映像の日です。知ってましたか?
まず写真。すでに告知していますが青山一丁目のカフェ246で僕が学んでいる明治大学大学院ディジタルコンテンツ系の関連イベントがあります。写真家の北島敬三さんと倉石信乃先生(写真批評)と管啓次郎先生(比較詩学)のトークセッションがあります。これはおもしろいです。確実に。
題して「写真はいま何を考えているか」。
北島敬三+倉石信乃管啓次郎トークセッション
7月13日(日)午後4時から6時
料金=1000円(定員50名です、お早めに!)
予約は電話5771-6899あるいはメール info@book246.com


次に映像です。
こちらもすでにお知らせしていますが、スーパーデラックスのイベント「映像作家徹底研究 第6回伊藤隆介」です。イベント案内のメールが企画者の生西康典さんから届きました。企画内容はすでにお知らせしていますが、せっかくなので生西さんのメールの一部を無断転載します。メール本文の中で生西さん自身が雑誌「エクス・ポ」で書いたテキストを自分で引用しているのでややこしいですが、まぁ読んでください。

2005年6月に行った第1回松本俊夫さんを迎えて始まった「映像作家徹底研究」ですが、7月13日(日)に、第6回伊藤隆介を開催致します。前回から実に1年半ぶりの開催になります。伊藤隆介さんは札幌在住の映像作家/美術家です。伊藤さんの代表作である『版シリーズ』を観て以来、僕は彼の大ファンです。伊藤さんに関しては佐々木敦さん主宰の雑誌エクス・ポ第4号(最新号)で、僕が連載させてもらっている「中心の行方」というコラムでも書かせてもらいました。下記、一部、「中心の行方」に書いた自分の文章を引用します。

私は伊藤隆介さんの映像作品『版(Plate)シリーズ』(1999〜)を初めて観た時の衝撃を決して忘れる事は無いであろう。衝撃はすぐに興奮、そして歓喜へ至った。この間僅か5分ほど。ステンドグラスのように美しく継ぎ接ぎされた フィルムが轟音と共に巡る。目眩く体験。単調な繰り返しのようだが、実は複 雑に構成された反射光を煌めかせるイメージの波だ。『版シリーズ』は伊藤さんのライフワークともいうべきもので、現在1から29までが完成している。これはレギュラー8、スーパー8、16ミリ、35ミリ等のあらゆるフォーマットの使用済み、もしくは上映用の既成のフィルムを素材にして、プレキシガラスの上 に貼付け、着色などの加工を施した作品である。映像作品であると同時に、これを原板としたレイヨグラム作品も制作されている。伊藤さんは、あくまで「映画」、「フィルム」の物質性に拘るのである。またジオラマと映像を用い たインスタレーション作品である『Realistic Virtuality(現実的な仮想性) シリーズ』(01〜)、映画の原点を捉え直すかのようなインスタレーション作品『映画の発見シリーズ』(06〜)も数多く制作している。

続きは、是非、本誌で(笑)http://ex-po.net/ 今回は伊藤さんの代表作である『版シリーズ』全て(1〜29)、また何と新作 「A Flat, Spilt Reel」のライブ上映もあります。今回は上映時に、大友良英さんがギター/ターンテーブル等でサウンドトラックを付け足す!というライブ上映になります。ご期待下さい。

その後のメールの内容は、このブログに以前にアップしたものとほぼ同じ(伊藤さんと大友さんのプロフィールなど)なので、会場と日時のみを以下に再び記しておきます。

「映像作家徹底研究6 伊藤隆介+大友良英
 開場 ... 19:00
 開演 ... 19:00
 料金 ... 前売り3000円 / 当日3500円 (プラスDRINK)
 会場 ... スーパー・デラックス 106-0031東京都 港区 西麻布3.1.25 B1F
 T: 03.5412.0515 F: 03.5412.0516

とにかく7月13日は六本木スーパーデラックスに行きましょう。
生西さん企画は本当にすごいです!