4月10日の日記(1) 高橋恭司さんと鵜飼悠さんの二人展

高橋恭司さんと鵜飼悠さんの二人展「有浮洞」を見てきました。会場は横浜の馬車道にある大津ギャラリー。
初めて拝見しましたが、ともに活躍中の写真家。とくに高橋さんはリトルモアからたてつづけに写真集を出しています。その写真集の編集が、ワールドシネマに参加している藤井さんでびっくり。さすが!
展示は、点数は少ないですが、その分じっくりと写真につきあえます。ギャラリーの空間が特徴的なので、写真でいっぱいにするより、写真で空間をつくるこのスタイルのがいいのかも。
高橋さんの写真は、くっきり撮っているのに気配が写っています。気配を撮っている写真家といえば森山大道ですが、高橋さんのは森山大道みたいなスタイルとも違っていて、(一見特徴的ではないのですが)独特な性質をもっています。
鵜飼さんの写真もおもしろい表情をしています。
それにしても会場の大津ギャラリーの空間はステキです。最近、カメラ・オブスキュラを作っているのですが、大津ギャラリーの空間はまるでカメラ・オブスキュラの中みたい。ビルの地下1階にあるのですが、明かり採りがあって、そこから綺麗な光が入ってきます。昼間、光の入る時間に行くことをおすすめします。
リトルモアのサイトに告知が出ています。明日4月12日まで。
http://www.littlemore.co.jp/news/books/119.html