気になる催し

かわなかのぶひろさんの上映会が12月28日(土)にあります。
http://www.imageforum.co.jp/cinematheque/933/index.html
今回のゲストは鈴木敏明さん。うーむ、これは行かないと。

「ジカンノハナ」展ももうすぐ終わりです。まだ、見ていない人はぜひ。
http://d.hatena.ne.jp/jikannohana/

終わりがあれば始まりもある。
もうすぐ、大阪の此花区にある梅香堂で下道基行君の展示が始まります。
http://www.baikado.org/docs/shitamichi/info.html
下道君の感覚はおもしろいです。コンタクト・ゴンゾー級に新鮮な感覚でした。
今、突然思ったことを書きます。下道君は写真を使っているけど、どちらかというとアーティストの方面の人。写真かアートかという区別にはあまり意味はないだろうけど、写真を道具にして、アートをしている人だと思う。でも、そういう人がとっても写真的というか、写真らしい写真を撮っているというのはおもしろい。
どう写真らしいのかというのはあまり言葉にならなかったんだけど、殺人現場の写真と似ている。つまり、撮り逃した過去があって、その場所の今を撮っている。つまり、決定的瞬間の写真ではなく、決定的な瞬間の後を撮っている。
考現学今和次郎の写真がめちゃくちゃよかったんだけど、下道君も考現学の人だ。たしかに決定的な瞬間というのは存在するだろう。だが、そんな特権的に語られる時間の後も、刻々と時間は過ぎていく。そのときそのときの「今」があるのだということを、下道は静かに記録しているのだと思う。一見なんでもないように見えるところに、「今」と「過去」をつなぐ思ってもみなかった通路を見つけて驚き、撮影する下道君の姿が目にうかぶ。

広島市現代美術館では、12月19日から「一人快芸術」展が始まります。山下陽光君が参加するらしいので見に行くつもり。これも、おもしろい展示になりそう。
今月下旬から始まるワークショップとトークの企画でお世話になる人の催事が続いているので、たのしみです。