「WHAT AM I DOING HERE? ワークショップとトーク:5つの小径」

修士論文の提出がもうすぐなのに全く書けていないのでブログの更新もできなかったのですが、ちょっと書きます。
1月10日と17日に「WHAT AM I DOING HERE? ワークショップとトーク:5つの小径」のワークショップとトークを行いました。
1月10日は日中に佐野陽一さんのピンホールカメラのワークショップ。夜は大竹昭子さんと管啓次郎先生のトークでした。ワークショップではカメラをつくるところから撮影して現像まで行ったのでみなさんお疲れの様子。でも、印画紙を現像液に浸して像があらわれたときの驚きの声を聞いて、このワークショップをやってよかったと思いました。大竹さんと管先生のトークは、話を転がすようにリズムよく展開。東京を歩きたくなります。
17日は午後から小山田徹さんの洞窟測量ワークショップ。はじめに洞窟の話をして、その後に廊下を洞窟に見立てて測量しました。小山田さん、最高です。すごいですよ。このワークショップだけで、もうアートの授業なんていらないでしょう。少なくとも僕はそう思う。洞窟の話をずっと聞いていたい。夜は坂口恭平さんと山下陽光さんのトーク。これもおもしろかったです。打ち合わせで坂口さんが「映像なしにしましょう」と言ってきたのに納得。坂口さん、しゃべりだけでいけるんですよね。落語家みたいでした。建築とか家の話だから、映像で見せた方がわかりやすいのは当然なんだけど、想像力を刺激するのは話だからというわけで、そうなったんだけど。坂口さんが大学とか建築にもった疑問に正直で、しかも反抗するのではなく、「つるうる滑る」ように進んでいくところがおもしろいです。山下さんも去年の別府でリサーチした場所と、最近の広島での活動を紹介してくれて、これがまたおもしろかった。この日はとても濃密な一日でした。
次回は2月14日。池上恵一さんと真下武久さんのワークショップ、そして池上さんと篠田太郎さんのトークです。超豪華。篠田さんの話はメチャクチャ気になります。ぜひ、ご参加ください。