「十二の旅:感性と経験のイギリス美術」展(世田谷美術館)

いろいろとやることがあってブログに書くのを忘れていたけど、しばらく前に世田谷美術館の企画展「十二の旅:感性と経験のイギリス美術」を見た。これは、いい展覧会だった。アンディ・ゴールズワージーの作品が素晴らしいのは当然として、デイヴィッド・ナッシュの日記が感動的。素朴だけど心にしみる。アンソニー・グリーンの世界観もたしかに奇妙な「旅」だ。3月1日(日)までなので、もう一度見に行くつもり。
それにしても、アートとか文学というジャンルの壁が必要以上に強固になると、ろくなことはない。紀行文学を読む人にはこの「十二の旅」展を見てもらいたい。そういえば古川日出男がどうこう言っている人のうち、どれだけがガイ・ベンナーの作品見ているのだろう?水戸の展示が終わっちゃったので、次にガイの作品が見れるのはいつなんだろう。リンクすべき人や作品がリンクしていないんだよね。業界人が業界の中だけで仕事しているから。今さらだから、ぼやいてもしかたないか。
とにかく、3月1日までに世田谷美術館に行きましょう。
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html