「WALKING 歩き、読み、考える」展が開催中です。

「WALKING 歩き、読み、考える」展、告知が遅れに遅れてもう始まってしまいました。12月7日(月)から生田校舎のギャラリーゼロで開催しています。
詳しくは http://www.meiji.ac.jp/koho/hus/html/dtl_0005251.html をご覧ください。
この展覧会ができてよかった。本当に。これが実現して、明治に入ってよかったと迷うことなく思える展覧会。展示全体としては拙いところはいっぱいある。でも、それは全部、僕の力不足。それでも、やってよかったと本当に思う。
管先生がセレクトした約200冊の本、管先生の詩と佐々木愛(招待作家)の絵が目玉です。他に管先生の写真や学生の作品(映像、写真、サウンド)を展示しています。
ぜひ、見てほしい。この展覧会だけは見てほしい。管啓次郎先生の詩と佐々木愛さんの絵を展示した展覧会は、まだ他のどんなギャラリーだってやっていません。本になる前の本の展示です。
歩くことから始まった。土地と、人と、世界との出会いが。歩いて、見て。歩いて行って。歩いて、触って。歩いて、見知らぬ地で夜を過ごし、また歩いて帰ってきた。人は、ただ歩くことによって世界を知覚し、未知のものを認識し、思考した。
佐々木愛の絵を見てほしい。世界が豊かであることを、そのまま描いている。どんなに見ていても飽きることがない絵。僕にとって、佐々木愛は淺井祐介と並んで本質的な絵の人。同世代にこんなアーティストがいて本当によかったと思う。
今日から、椅子を少し増やしました。のんびり本が読めます。それでも読書に疲れたら、壁にかかっている愛さんの絵をもう一度見てください。元気になります。どこかに歩いて行きたくなるかもしれません。どこまでも歩きたいだけ、歩いてみればいい。
とにかく、ぜひ、明治大学生田校舎のギャラリーゼロに来てください。1月10日までです。